今回は、日本とアメリカの二重国籍を持つ夫がアメリカで働くことになった場合、妻はどのビザで帯同すべきか、ということについてお話しします。
同じような環境の方はとても少ないかと思います。
ただ、私自身もアメリカへ行くことが決まった時、ブログを読み漁りましたが同じような環境の人がおらず、絶望したことを覚えています。
そんな私でも、今やアメリカに通算1年以上滞在できています!
※現在はグリーンカードを取得しています。
もし同じように悩んでいる方がいれば、この記事が参考になればと思います。
Contents
日本とアメリカの二重国籍の夫が駐在員に!
私がアメリカへ行く理由
夫がアメリカに駐在員として働くことになり、私は夫に帯同することにしました。
ただし、このときお腹の中に息子がいる状態で妊婦中。
夫が日本にいない状態で出産をすることは不安でしたが、ピンチはチャンスです。
育休中の長期休暇を利用して、仕事を辞めずについていくことに決めました。
ビザを取得する理由
基本的に、日本人はESTA(電子渡航認証システム)を利用してビザなしでアメリカに滞在できます。
ただし、3ヶ月以内の短期的な渡航に限ります。
私は半年から1年程度の滞在を希望していたので、ビザは必須でした。
日本とアメリカの二重国籍の夫に帯同する妻は、どの種類のビザを取得すべきか?
ビザには渡航目的に応じて色々と種類があるので、その人に適したビザを取得しなければなりません。
私のように夫の駐在に帯同する妻としてのビザの選択肢は3つ。
- 駐在員ビザ(Eビザ)
- 配偶者ビザ(K3ビザ)
- 観光ビザ(B2ビザ)
選択肢1:駐在員ビザ(Eビザ)
夫が駐在員としてアメリカで働くためにEビザを取得した場合、その家族もEビザで帯同できます。
大半の駐在家族はこのEビザで渡米しているかと思います。
ただし、私の夫はアメリカで生まれ、人生の大部分を日本で過ごしたアメリカと日本の二重国籍者です。
したがって、夫はアメリカの国籍を持っているので、Eビザは取得できません。そしてもちろん、私もEビザは取得できません。
選択肢2:配偶者ビザ(K3ビザ)
アメリカ人と結婚している配偶者が取得できるビザです。
本来であれば私は配偶者ビザを取得するべきですが、発給まで8ヶ月〜1年程度必要です。
約1年間の育児休暇中に渡米したかった私。
悩みましたが配偶者ビザは諦めました。
選択肢3:観光ビザ(B2ビザ)
アメリカへの観光目的で取得できるビザです。
ビザの中で一番要件がゆるく間口が広いため、審査官を説得する必要がありビザが取得できない可能性もあるそうです。
選択肢が残されていなっかた私は、苦肉の策としてこの観光ビザ(B2)で夫の渡米について行くことに決めました。
日本とアメリカの二重国籍の夫についていくために取得した観光ビザ(B2ビザ)
観光ビザ(B2)ビザの滞在可能期間
よく10年という数字をみかけますが、これはビザの有効期間です。
2020年にビザを取得した場合、2030年まではビザを再度申請する必要がないですよ、という意味です。
2020年から2030年までアメリカに済んでいても良いという意味ではありません。
実は入国審査官の決定に委ねられており、飛行機を降りてイミグレーションを通るまで分かりませんが、一般的に最長6ヶ月といわれています。
観光ビザ(B2ビザ)取得までの手順
- オンラインでDS160を申請する。
- お金を払う
- 面接
- 自宅にビザが郵送される
【結論】日本とアメリカの二重国籍の夫に帯同するために、観光ビザ(B2ビザ)を選択しました
私は半年〜1年のあいだアメリカで過ごす予定だったので、観光ビザ(B2)を選択しました。
渡米まで1年以上の期間がある場合:
配偶者ビザ(K3ビザ)を取得するべき
渡米まで時間がなく、日本に帰国する日が決まっている場合:
観光ビザ(B2ビザ)を選択するしかない
ビザについては仕組みが煩雑ですが、私の経験談がお役に立てればいいなと思います。


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