アメリカに住んでいる駐在員のあなたは年賀状を毎年送っていますか?
「海外赴任中の駐在員こそ年賀状を送るべき5つの理由」でも解説したように、日本に住む家族や友人、上司、同僚に日頃かんたんに会えない駐在員の方こそ、年賀状であなたの存在を自然に印象付けるチャンスです。
それなのに年賀状を送らず、1年に1度の機会を逃しているのはもったいない!
そこで今回は、アメリカに住む駐在員のためにアメリカから日本に年賀状を送る3つの方法をご紹介します。
本記事の内容
- アメリカに住んでいるけど、日本へ年賀状って送れるの?
- アメリカから国際郵便で年賀状を送るといくらかかる?
- 結局どの方法でアメリカから日本に年賀状を送るのがいいの?
Contents
アメリカから日本に年賀状を送る3つの方法
アメリカから日本に年賀状を送る方法は以下の3つです。
【アメリカから日本に年賀状を送る方法】
- アメリカから国際郵便で送る
- 日本にいる家族や友人に投函してもらう
- 年賀状印刷業者の投函代行を利用する
どの方法にもメリットとデメリットがありますので、詳しく紹介していきます。
アメリカから日本に年賀状を送る方法1:アメリカから国際郵便で送る
アメリカから日本に年賀状を送る方法の1つ目は、アメリカから国際郵便で送る方法です。
アメリカから日本に国際郵便で年賀状を送る方法
「年賀状」という概念がアメリカにはありませんので、元旦に届くように計算して手紙を送るというイメージになります。
基本的に、アメリカから日本へ手紙を出す手順と同じです。
- グリーティングカードなどを用意する
- 宛先を書いて、「年賀」と書く
- 切手を貼ってポストへ投函
1. グリーティングカードなどを用意する
カードはどこのグローサリーストアにも大抵売っています。
1ドルショップに行けば安くて大量に手に入りますし、各スーパーの写真印刷コーナーでは写真が入ったオリジナルのカードを作ることもできます。
2. 宛先を書いて、「年賀」と書く

上記のように通常通り宛先を書きます。
「年賀」と赤字で書いておけば、元旦に届けてもらえる可能性があります。
ただし、確実に元旦に届くわけではありません。(詳細はデメリットの部分で後述します)
3. 切手を貼ってポストへ投函
郵送方法は、First-Class Mail International(ファーストクラス・メール・インターナショナル) の一択ですので、切手はグローバルスタンプを貼りましょう。
下記のURLから1枚あたり1.15ドルで購入できます。
https://store.usps.com/store/product/buy-stamps/global-green-succulent-S_564504
アメリカから国際郵便で年賀状を送るメリットとデメリット
メリット
- アメリカから年賀状が届く特別感
- 手書きで個別にメッセージがかける
アメリカから国際郵便を送る最大のメリットは、「アメリカから年賀状が届く特別感」です。
日本で年賀状を受け取った家族や友人、上司や同僚は驚いてくれることでしょう。
また、自分でカードを用意するので手書きで一人ずつ違うメッセージをかけるのもメリットのひとつです。
なんでもメールで済ませてしまうこの時代、手書きのメッセージを書けば温かく感じてくれますよ。
デメリット
- 元旦に届かない可能性が高い
- 紛失の可能性
- 料金が割高
アメリカから日本へ国際郵便で年賀状を送る最大のデメリットは「元旦に届かない可能性が高い」ということです。
年賀特別郵便の取扱いは、次に掲げる郵便物につき、これをします。 (1) 第一種郵便物(郵便書簡及び料金表に規定する定形郵便物に限ります。) (2) 通常葉書 (3) 点字郵便物(料金表に定める定形郵便物の大きさ、形状及び重量に準ずるものに限ります。)
引用:日本郵便株式会社「内国郵便約款」61ページ 年賀特別郵便
https://www.post.japanpost.jp/about/yakkan/1-1.pdf
日本郵便によると、国際便は元旦に年賀状を送る「年賀特別郵便の取り扱い」をしなくてもよいことに決まっています。
口コミにありましたが、担当郵便局員の判断次第では元旦に届けてくれる場合もありますし、年賀状がクリスマスぐらいに届いてしまったケースもあるそうです。
参考:https://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/1222/373049.htm
つまり、「年賀」と書いていても国際郵便を元旦に届けてくれるかどうかは運次第ということになります。
アメリカから国際郵便を送るそのほかのデメリットとして、年賀状が紛失してしまう可能性があげられます。
国際郵便を送る以上、必ず紛失のリスクはあるので理解した上で利用しましょう。
また、切手代が日本の約2倍ですので、大量の年賀状を送る場合は他の方法より割高になります。
アメリカから日本に年賀状を送る方法2:日本にいる家族や友人に投函してもらう
アメリカから日本に年賀状を送る方法の2つ目は、日本にいる家族や友人に投函してもらう方法です。
日本にいる家族の協力でアメリカから日本に年賀状を送る方法
【家族の協力で年賀状を送る方法】
- 年賀状を日本から送ってもらう
- アメリカで年賀状を作って、日本に送り返す
- 日本の家族がポストに投函する
あなたがカードやハガキをアメリカで用意して、日本にいる家族や友人に切手を貼ってもらうという手もありますが、どちらの方法でも家族や友人に労力がかかります。
日本にいる家族の協力で年賀状を送るメリットとデメリット
メリット
- 基本的に割安
- デザインは自由
- 手書きで個別にメッセージがかける
アメリカの自宅で印刷する場合は、年賀状の往復海外輸送費(年賀状の枚数にもよりますが約15ドル前後)と年賀状代のみでOKです。
そのため、今回紹介する3つの方法のうち数百円の差ですが一番安くアメリカから日本へ年賀状を送ることができます。
また、好きなデザインの年賀状に手書きで一人ずつ違うメッセージをかけるのもメリットのひとつです。
近況報告などは相手によって文章を変えたいですし、年賀状をもらう側も手書きのメッセージは喜ばれます。
デメリット
- 日本で協力してくれる家族や友人が必要
- 準備するためのスケジュールがタイト
- 紛失の可能性あり
まず、日本の年賀状をアメリカへ送ってもらわないといけないので、日本で協力してくれる家族や友人の存在が必須です。
そして、協力してくれる家族や友人は海外郵便の取り扱いに慣れていなければいけません。
慣れれば簡単なのですが、やはり国際便というだけでハードルがあがりますので頼みづらいです。
年賀状を「日本からアメリカ」「アメリカから日本」と往復させるので、輸送だけでかなりの日数がかかります。
経験上、片道2週間前後で届くことが多いので、11/1から発売となる年賀状を12/25までに日本で投函するためのスケジュールはかなりタイトです。
もちろん、国際郵便の紛失の可能性も理解した上で利用しましょう。
アメリカから日本に年賀状を送る方法3:年賀状印刷業者の投函代行を利用する
アメリカから日本に年賀状を送る方法の3つ目は、年賀状印刷業者の投函代行を利用する方法です。
年賀状印刷業者の投函代行サービスを利用して、アメリカから日本に年賀状を送る方法
【年賀状印刷業者を利用する場合】
- 年賀状を注文する
- 年賀状印刷業者があなたに代わって年賀状を郵便局に差し出す
投函代行サービスとは
注文者に代わって、年賀状印刷会社が投函してくれるサービスです。
会社が年賀状印刷後そのまま投函しますので、年賀状印刷と同時に宛名印刷も注文する必要があります。

年賀状印刷業者の投函代行サービスを利用するメリットとデメリット
メリット
- 確実に元旦に届く
- 一度宛名登録をすれば、次の年からはラク
年賀状印刷業者の代行サービスを使えば、確実に元旦に届けてくれます。
また、大手の印刷業者の場合は安全に宛名を登録できるので、翌年も同じ業者を使えば宛名登録が不要です。
つまり、年賀状のデザインを選ぶだけで毎年かんたんに年賀状を作って送ることができます。
デメリット
- 手書きで個別にメッセージを書けない
- 印刷業者によっては割高
年賀状業者があなたに代わって年賀状を郵便局へ差し出すので、あなたが手書きで個別にメッセージを書くことはできません。
しかし、年賀状の注文時にコメントを編集すれば、全て同じコメントにはなってしまいますが、オリジナルの文章を記入することができます。
また、「年賀状印刷+宛名印刷+投函代行サービス」の3点セットを必ず注文しなければいけないので、年賀状印刷業者によっては割高になってしまう場合があります。
投函代行サービスのある年賀状印刷業者はどこが安いか調べてみた結果、「しまうまプリント」が最安値でした。
実際に注文してみましたので、価格や品質、注文方法などを確認したい場合はこちらの記事をご覧ください。

アメリカから日本へ年賀状を送る3つの方法を比較
今回紹介した3つの方法を「価格」と「何日までに準備すれば良いか」という点で比較しました。
価格については、50枚送る場合を想定して計算しています。
価格 | 何日まで | |
国際郵便 | 約6325円+カード代 *1 | 不明(12月中旬頃にアメリカで投函) |
家族に頼む | 約4740円+印刷代 *2 | 12/10までにアメリカで投函 |
年賀状業者 *3 | 5580円 | 12/23までにネット注文*4 |
*1:グローバルスタンプ1.15ドル*50枚*110円(1ドル=110円で計算)
*2:(年賀状代63円*50枚)+日本から米国 785円+(米国から日本7.32ドル*110円)
- 日本から米国の年賀状輸送:国際eパケット(〜200g)
- 米国から日本の年賀状輸送:USPS First Class Mail(〜500g)
*3:投函代行サービスのある年賀状印刷業者で1番安い「しまうまプリント」として算出(10月末の早割料金)
*4:年度末は注文が殺到するので、最新の納期はこちらからご確認ください。
アメリカから日本に年賀状を送る3つの方法のうちどれがおすすめ?
枚数が少ない人
家族や親戚など、せいぜい5枚くらいしか送らないという人は、方法1の「アメリカから国際郵便で送る方法」がおすすめです。
枚数が多い人
10枚以上送る人は方法3の「年賀状印刷業者の投函代行を利用する方法」で年賀状を送りましょう。
投函代行サービスのある年賀状印刷業者で迷った場合は、しまうまプリントが一番安くて品質も良いのでおすすめです。
方法2の「日本にいる家族や友人に投函してもらう方法」は、紛失の可能性が高い割に、あまりメリットがないためおすすめしません。
私は毎年、年賀状印刷業者の投函代行サービスを利用しています。
どの年賀状印刷業者が一番良いか、気になって調べてみましたのでぜひこちらの記事もご覧ください。


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