ホースシューベンドは、アリゾナ州に位置する絶景ポイントで知られる観光地です。
コロラド川が馬の蹄(ひづめ)の形のように蛇行していることからホースシューベンドと名付けられたことも有名ですが、転落死が毎年起こっていることでも知られています。
そこで、この記事ではホースシューベンドで実際に起こった悲惨な転落死の事故とその安全策として設置された柵について最新の情報を解説しています。
本記事の内容
- ホースシューベンドで実際にあった転落死の事故を紹介
- ホースシューベンドの高さはどのくらい?
- 転落死の事故を防ぐために設置された柵ってどんなの?
Contents
ホースシューベンドでの転落死の事故
ホースシューベンドは年間200万人が訪れる息を呑むような絶景ポイントですが、転落死の事故が相次いでいます。
この記事ではその事故の一例を紹介します。
14才の女の子の転落死

2018年のクリスマスに、14才の女の子がホースシューベンドのオーバールックから転落して死亡しました。
12月24日に家族から行方不明になったと報告され、アリゾナ州公安局とココニノ郡保安官事務所の捜索救助チームによる捜索が行われました。
少女はホースシューベンドのオーバールックの約200m下にヘリコプターで発見されましたが、夜間であったため翌日の朝10時頃まで少女の体を回収できませんでした。
33才の男性も同じ場所で死亡

実は、ホースシューベンドで転落して死亡した事故は14才の少女が初めてではありません。
33才の男性も2018年5月にホースシューベンドの同じオーバールックで転落死しています。
他の絶景観光地でも相次ぐ転落死
ホースシューベンドだけでなく、あの有名なグランドキャニオンでも転落死の事故が起きています。
こちらのホームページ(英語)によると、グランドキャニオンでは年間12人の転落による死亡事故が発生しており、年間の訪問者数から換算すると40万人に1人の確率だそうです。
これを多いと見るか少ないと見るかは意見が分かれそうですが、毎年必ず誰かが事故に巻き込まれて命を落としていることは事実です。
事故を防ぐために:ホースシューベンドの高さと柵
ホースシューベンドでの事故を防ぐために行われている対策と、観光客が予防できることをまとめました。
ホースシューベンドの高さは?

ホースシューベントの高さは約300メートルで、ちょうどエッフェル塔がすっぽり入ってしまうくらいの高さです。
エッフェル塔の先端から落ちてしまったら、助からないだろうなということは容易に想像できますね。
ホースシューベンドに柵が設置された

ホースシューベンドでは、安全上の懸念から2018年に一部の区間だけ安全手すり付きの展望デッキ(柵付きの場所)が設置されました。
正面から写真を取ろうとすると柵も写り込んでしまうため少し残念ではありますが、高所恐怖症の私としてはありがたいですね。
写真右端の「Danger」と書かれた小さい注意書きの先からは柵が急に無くなりますので、引き続き転落事故への注意は必要です。
ホースシューベンドで転落死の事故を防ぐために

ホースシューベンドでは誤って転落してしまう事故が圧倒的に多いのですが、十分な注意を払っていれば事故は防げます。
事故を防ぐために気をつけたい3つのポイント
- 滑りやすい靴やヒールはNG
- 崖の近くで自撮りはしない
- 子供から目を離さない
あらかじめ準備できることとして、滑らない靴を履いて行くのがベストです。
【まとめ】ホースシューベンドは転落死の事故も多く、ついに柵が設置された

十分気をつけて観光すれば、ホースシューベンドは決して危険な場所ではありません。
ホースシューベンドを含む3大観光地を回ってくれる日本語のツアーもありますので、グランドサークルの観光ではぜひ全て訪れてみてください。
【グランドサークルの3大観光地】
- グランドキャニオン
- アンテロープキャニオン
- ホースシューベンド
ホースシューベンドと一緒にぜひ観光してほしい「グランドキャニオン」と「アンテロープキャニオン」の情報はこちらです。
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