春から夏にかけてがハイシーズンのグランドキャニオンですが、冬も「シークレットシーズン」と呼ばれる素晴らしい季節です。
しかし、12〜2月にグランドキャニオンに観光しに行こうとしているあなたは、冬のグランドキャニオンの気温や服装のことが気になりますよね。
12〜2月にグランドキャニオンを100%楽しむためには、しっかりとした冬の事前準備が必要です。
そこで、この記事では実際に冬のグランドキャニオンへ行った私が、グランドキャニオンを冬に観光する場合に適した服装を徹底解説します。
本記事の内容
- グランドキャニオンの12〜2月の気温や日の出&日没時間
- 冬のグランドキャニオンを観光するために適した服装は?
- 私が観光した時の服装
Contents
グランドキャニオンの冬の気温は?
グランドキャニオンの冬の季節は「シークレットシーズン」と呼ばれるほど観光客の数が少ない季節です。
グランドキャニオンの国立公園局のレポートによると、12〜2月に訪れる観光客の数は、3ヶ月合計しても年間総訪問者の10%未満だそうです。
冬のグランドキャニオンの降水量は夏(7、8月)に比べて低く、晴れの日も多いわりに混雑していないため、グランドキャニオンに詳しい人たちのあいだでは実は密かな人気があります。
冬のグランドキャニオン

グランドキャニオンの標高はコロラド台地にあるため意外と高く、富士山5合目と同じくらいの高さにあります。
富士山の5合目に行くのに、東京の街中と同じで行く人はいませんよね。
それなりの準備をしてグランドキャニオンに臨みましょう。
ノースリムは積雪の関係から冬の間(11〜5月)は閉鎖されていますので注意しましょう。
- サウスリム(約2134m):観光の中心地
- ノースリム(約2499m):冬の間は閉鎖
グランドキャニオンの冬の気温と降水量
最高気温 | 最低気温 | 降水量 | |
11月 | 11℃ | -3℃ | 34mm |
12月 | 6℃ | -7℃ | 33mm |
1月 | 5℃ | -7℃ | 28mm |
2月 | 7℃ | -6℃ | 40mm |
3月 | 10℃ | -4℃ | 42mm |
グランドキャニオンの冬は最高気温が0℃を下回ることもあります。
降水量は7、8月(55mm前後)に比べて低くのですが、日によっては雪が積もることもありますのでしっかりとした防寒が必要です。
また、グランドキャニオンの平均気温はラスベガスに比べて10℃ほど低くなっていますので、体温調整のできる服装にしましょう。
冬のグランドキャニオンの日の出と日没
せっかくのグランドキャニオンですので、日の出や日の入りも見ておきたいですよね。
日の出の時間 | 日没の時間 | |
12月上旬 | 7:20〜7:31 | 17:13〜17:15 |
12月下旬 | 7:32〜7:39 | 17:15〜17:23 |
1月上旬 | 7:39〜7:40 | 17:24〜17:36 |
1月下旬 | 7:31〜7:39 | 17:37〜17:53 |
2月上旬 | 7:16〜7:30 | 17:54〜18:09 |
2月下旬 | 7:01〜7:15 | 18:10〜18:21 |
ハイシーズンの春や夏よりのんびり行っても日の出に間に合います。
また、日の入りを見た後にゆっくり夕食を食べれるのも冬のグランドキャニオンの良いところですね。
グランドキャニオンを冬に観光する場合に適した服装

12月の年末にグランドキャニオンへ行ったときの私の服装です。
これらの服装で特に問題ありませんでした。
- ダウンのロングコート
- セーター&ヒートテック
- ジーンズ
- スニーカー
- 手袋&マフラー
冬のグランドキャニオンの服装についての5つのポイント
冬のグランドキャニオンの服装を考える上で重要な5つのポイントを紹介します。
- 体温を逃さない
- 風を防ぐ
- 首、手首、足首を冷やさない
- 屋内で温度調節できるようにする
- 歩きやすい靴
グランドキャニオンを冬に観光する場合には、しっかりと真冬の服装でいきましょう。
コート
防風・防寒ができるダウンコートがベストです。
撥水加工が施されているコートは、急な雨や雪が降っても安心です。
アメリカでは雪や雨が降っていてもよっぽどのことがない限り傘などの雨具は使いませんので、フード付きのコートを選びましょう。
もちろん、アウトドアメーカーのコートをお持ちであればさらに良いです。
防水耐久性、防風性、透湿性を兼ね揃えた素材で、おしゃれ感もありますので一着持っていると重宝します。
インナー&トップス
インナーには、寒さ対策に特化した機能性インナーが必須です。
具体的には、ユニクロのヒートテックや以下のような発熱保温性のあるインナーを着て行きましょう。
トップスは首から身体が冷えないようにタートルネックを選ぶと安心です。
そのほかのセーターやニットを着る場合でも、マフラーを身につけたりカーディガンを羽織るなどの工夫をして温度調節ができるようにしましょう。
ボトムス
アメリカ人はジーンズを履いている人が多いので、ジーンズを履いていれば間違いありません。
普通のジーンズだと寒そうだなと思う人におすすめなボトムスは裏起毛になっているジーンズです。
スカートはNGです。誰も履いていませんので避けるようにしましょう。
靴&靴下
登山靴までは必要ありませんが、ヒールが高い靴は滑りやすいのでNGです。
怖がる必要はありませんが、グランドキャニオンには柵がない場所もあり年間数件ですが死亡事故も起こっています。

転落事故を起こさないためにスニーカーや滑りにくい靴を履いて行きましょう。
ハイカットの靴なら、万が一雪が降っても雪が入り込みにくいです。
防寒という観点では靴下も重要ですよね。
5本指ソックスは血行を良くしてくれて冷え性になりにくいだけでなく、指1本1本に力が入りやすくトレッキングに向いているのでおすすめです。
防寒小物
- マフラー
- 手袋
- 帽子
- サングラス
車の運転をする場合には、サングラスは必須です。
偏光サングラスがあれば、雪山では雪面からの反射光をカットし、よりクリアな視界を確保できます。
慣れていない海外での運転にはサングラスが合った方が安心です。
カイロは強い味方!
服装ではないですが、日本の偉大な発明品であるカイロは冬のグランドキャニオンに強い味方です。
いくつか持って行っておくと安心ですね。
冬のグランドキャニオンにはツアーが必須
グランドキャニオンの冬の気温と服装を解説しましたが、雪が積もるとグランドキャニオンまでたどり着くのがかなり大変でした。
レンタカーでグランドキャニオンまで行く場合、アメリカでの運転に慣れている方でも雪の中の運転はかなり体力を消耗しますし、事故の危険性もあります。
と考える人もいますが、そもそも飛行機は欠航になる可能性が高いので絶対にやめましょう。
ラスベガス発のツアーであれば、インスタ映え抜群のアンテロープキャニオンやホースシューベンドも楽しめますよ。
参考記事アンテロープキャニオンの冬!12月1月2月の気温と最適な服装は?
参考記事ホースシューベンドの転落事故!【高さ300mからの絶景】
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