夫の駐在の辞令が出てから、全く見知らぬ土地で生活している駐在妻のあなた、本当に頑張っていますね。
私もアメリカで駐在妻として5年間生活しているので、大変さがとてもよく分かります。
夫は仕事場に行けば職場の人に必要とされてやりがいはありますが、駐在妻は誰に褒められるわけでもないので張り合いがない。
とか思いながら駐妻生活を送っていた私は、駐在1年目に鬱(うつ)っぽい症状になってしまいました。
この記事では、鬱(うつ)の一歩手前を経験した駐在妻5年生の私が、駐在妻がうつで帰国する前に試してほしい3ステップを紹介しています。
私は、なんとか現在も帰国することなく駐在妻を継続しています。
本記事の内容
- 駐在妻が鬱(うつ)になる原因
- うつ病になりかけた私の体験談
- 鬱(うつ)かな?と思ったら、日本へ帰国する前に試して欲しい対処法3つ
Contents
駐在妻がうつで帰国してしまう原因と体験談

まずは、駐在妻が鬱(うつ)で帰国してしまう原因について見ていきましょう。
一般的な話:鬱(うつ)病になる原因
NHK健康のホームページによると、うつ病になる原因は3つあります。
【鬱(うつ)病になる3つの原因】
- 心理的ストレス
- 脳内の変化
- なりやすい体質
駐在妻が鬱(うつ)になる原因としては、1番の「心理的ストレス」が圧倒的に多いといえます。
今まで私が出会った周りの駐在妻を見ても、駐在妻はみんな多かれ少なかれ心理的なストレスを抱えていました。
駐在妻が心理的ストレスで鬱(うつ)になる原因
駐在妻が「心理的ストレス」で鬱(うつ)になる原因は、主に5つ挙げられます。
【駐在妻が心理的ストレスで鬱(うつ)になる原因】
- 駐在地の文化や食事
- 言語の壁
- 夫が多忙でワンオペ
- 新しい交友関係
- 自分の存在価値の消失
細かく原因を挙げればキリがありませんが、駐在妻の悩みはこの5つのうちのどれかに当てはまってますね。
2018年にバンコクで自殺した駐在妻の女性は、夫が多忙のため異国の地でワンオペになってしまったことが原因でした。
駐在妻の私が鬱(うつ)っぽくなった原因と症状

駐在生活1年目に鬱(うつ)病っぽくなってしまった私の体験談を紹介します。
私は、日本では残業当たり前のバリバリ働くキャリアウーマンでした。
しかし、日本での仕事をやめて駐在妻としてアメリカへ来てみると「妻」と「母」という役割しか残っておらず、「素の自分自身」が求められる場所がなくなってしまいました。
「素の自分自身」が求められる場所は、私にとっては仕事だったんですが、趣味や友人だという人もおられるでしょう。
最初は新しい海外の環境にドキドキ期待して楽しんでいたのですが、1年くらい経った頃から鬱々とした気分なってしまいました。
【鬱(うつ)の症状】
- とにかく憂うつな気分
- 何をしても興味が持てない
アメリカではビザの関係で働くこともできないし、英語も喋れないので思うように生活できない。
なんだかやる気がなくなって、アメリカ生活はもちろん、その頃勉強していた英語や子供の成長にもだんだん興味が持てなくなってしまいました。
結局、私の場合は他の駐在妻から紹介してもらったココナラで全然知らない人に話を聞いてもらって、すっきり前向きになれました。
このときは100%私の話に耳を傾けてくれる存在がめちゃくちゃ有り難くて、電話しながら泣いてしまったことを覚えています。
今年で駐在妻5年目ですが、現在は自分らしくアメリカ生活を楽しめています。
駐在妻が鬱(うつ)で帰国する前にできる対処法3ステップ

駐在妻がもしかして鬱(うつ)かも?と思ったら、日本に帰国する前に試してほしい3ステップを紹介します。
ステップ1:他のことに目を向ける

駐在妻が「なんだか憂うつな気分だな」と思ったらまず試して欲しいのが、他のことに目を向けることです。
ストレスとなる対象から一旦距離をとって、他のことに目を向けることで客観的に今の自分の状況を観察することができます。
【ストレスの対象から距離を置く方法】
- 趣味に没頭する
- 旅行へ行く
- 買い物をする
- 日本のテレビを見る
うつの程度が軽度であれば、ストレスのこともすっかり忘れて本来の自分自身に戻ることができます。
ステップ2:誰かに悩みを聞いてもらう

自分の中だけで解決できないなと思ったら、誰かに悩みを聞いてもらうのがめちゃくちゃ大事です。
聞いてもらう相手は、下記の2通りです。
【悩みを聞いてもらう相手】
- 自分をよく知っている人
- 第三者の自分を知らない人
夫や家族、友人
まずは、あなたの置かれた環境や状況を一番理解している、夫や家族、友人に悩みを打ち明けてみましょう。
【メリット】
- あなたの性格や駐在妻としての状況を理解している
- 身近な存在のため、いつでも相談できる
【デメリット】
- 追い打ちをかけられて立ち直れない場合がある
第三者の知らない人
意外とあなたのことを全く知らない他人に悩みを聞いてもらうことでスッキリします。
【メリット】
- 全く知らない人なので、恥ずかしい内容でも気楽に相談できる
- もし的外れでも今後に全く影響がない
【デメリット】
- 状況説明から入らないといけない

私は、ココナラという自分のスキルを売り買いできるサイトを使って、電話で相談に乗ってもらいました。
初回3000円分の無料クーポンがもらえたので、料金はかからなかったです。(アプリで海外からも通話料が無料)
ステップ3:専門家に相談する

身近な誰かに相談しても解決できなかった場合は、手遅れになる前に専門家に相談するべきです。
【専門家に相談する場合】
- 病院の先生
- オンラインカウンセリング
病院の先生
もし、精神科の病院の先生を現地で見つけられれば、最も専門性の高いアドバイスをもらうことができます。
【メリット】
- 専門性が最も高い
- 医薬品を処方してもらえる
【デメリット】
- 言語の壁がある
- 国によっては数万円かかり、費用が高い
オンラインカウンセリング
最近では、どこの国に住んでいてもカウンセリングを受けられる「オンラインカウンセリング」の会社が増えてきています。
【メリット】
- 専門性が高く、駐在経験のあるカウンセラーにも相談できる。
- どこに住んでいてもいいし、日本語でOK
【デメリット】
- 費用がかかる
cotreeというオンラインカウンセリングの会社なら、駐在経験のあるカウンセラーや海外在住のカウンセラーに相談できます。
駐在妻は鬱(うつ)になりそうになったら、帰国しても問題ない!!

駐在妻は、鬱(うつ)になりそうになったら、日本へ帰国しても全く問題ありません!
もし、日本に住んでみてもう少し海外で頑張れそうなら戻って来ればいいんです。
他の駐在妻たちには、「実家の父の体調が優れないみたいで心配でー」とか適当に言っておけば大丈夫。
もちろん、「もう駐在先には戻りたくないなー」なんてときはそのまま日本で暮らしちゃいましょう。
こちらの記事では、海外からスカイプなどを使って相談できるオンラインのカウンセリング会社を比較し、ランキング形式で紹介しています。

メリットもデメリットもある駐在妻ですが、ストレスを溜め込み過ぎずにゆるーりと過ごしましょう^^

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